腰痛症と腰痛の違い
※専門的な言葉が多いので初めてみる方は身体の構造
をごらんくださいね
※腰痛と腰痛症
腰痛症は下記の通りで、腰痛の原因(腰椎ヘルニア・脊椎分離症・すべり症など)がはっきりすると、その原因の症状として腰痛といわれるんです
■腰痛症
【腰痛症の定義>】 5>
X線や一般検査などから原因を特定できない場合を「腰痛症」としています。
腰痛症はX線検査を行っても、神経学的にも異常がみられない腰痛です。
【腰痛症の原因】
腰痛症の原因は、特定の疾患に由来するものではなく、椎間板や靭帯、筋肉、軟部組織などに、一時的な障害や、部分的な損傷が生じているものと考えられています。
重たい頭を乗せて姿勢を維持し、腰を曲げたり伸ばしたりしながら両手を使って作業をするため、脊椎、椎間板、筋肉、靭帯、軟骨、腹筋、背筋、などがバランスよく力を分散させ働いているわけです。
そのどこかのバランスが崩れると、そのしわよせが来た部分が疲労したり、障害が出て腰痛をおこすことになります。
姿勢では、直立している時は、体重分の力が椎間板にかかっていますが、すわる姿勢や、20度の前傾姿勢では1.5倍の力が加わり、更に20kgの荷物を持ては、体重の2倍以上の力がかかることになります。
肥満)も、腰椎や背筋への負担が大きくなり、腰痛の原因となります。
【腰痛症の分類】
慢性腰痛症と急性腰痛症(おもにぎっくり腰)に分けられます
慢性腰痛症
長時間、腰に負担をかけるような不自然な姿勢や、過労、肥満、軟らかすぎる寝具の習慣的な使用、或は、ハイヒール(3cm以上高いもの)を長い間はき続けるなど、日頃の様々な生活動作が原因となります。
また痛みの強さには、心理的なものが影響していることもあります。
【慢性腰痛症の症状】
] 慢性型では、日常生活に、ひどく支障をきたすことはありませんが、重い物を持ち上げたり、長時間の同じ姿勢、中腰姿勢などは腰に負担がかかります。
痛みもひどい時と、軽い時があり、心理状態に影響されることもあります。
慢性型腰痛は、痛みの程度にも大きな差があり、早急な完治を期待することは難しいとされています。
しかし、日常の生活動作に注意し、腹筋、背筋の強化を心掛け、精神状態を明るく保つことなどにより、必ず改善が可能です。
軽度の腰痛を訴える患者は非常に多く、不自然な姿勢や疲労が原因となっていますが、十分な安静と休養を取れば、たいてい2~3週間でなおります
しかし一度でも腰痛を経験した人は、腰部に弱点が有ることを認識して、予防法を心掛け、再発に注意が必要です。
急性腰痛症(ぎっくり腰)
急激に体位を変えたり、重い物を持ち上げた時、或は、くしゃみや咳をした時など、何かの切っ掛けで、腰椎に突然大きな力が加わった時に、腰部にギクッと激痛がおこることから「ぎっくり腰」といわれます。
また、あまりに急なので【魔女の一撃】とも言われます。/p>
X線写真では、急激な痛みが発生するような特別な異常はみられませんが、痛みは腰部に集中しています。
しかし、重大な原因がある疾患ではありませんから、安静にして痛みの軽減するのを待ちます。
およそ2週間程度でよくなるでしょうね。
【急性腰痛症の原因】
【急性腰痛症の症状】
腰部に集中して激痛があり、腰を前後に曲げることや、寝返り、歩行などの動作が制限されます。
体を動かすと痛みは増し、患部にさわると非常に痛みます。
急性腰痛症の診断】
問診、触診、検査法などを行ないます。
腰だけでなく、足にも痛みや、しびれを伴う時には「椎間板ヘルニア」が疑われます。
【覚えておきましょう♪】
痛みで体は動かせませんが、場合により、数時間から2~3日中には、痛みも軽減して行きます。
本人の一番楽だと思う姿勢で安静を保ちます。
基本的には、横向きに寝て、膝、股関節を60度位に曲げて、背中を海老のように丸く曲げた姿勢を取ると楽です。
症状が軽くなっても、腰痛を引き起こす生活動作には、十分注意が必要です。
例えば、下の物を取る時は膝を曲げる・重い物を持たない・同じ姿勢を長時間続けないなど。
また、積極的に腰痛体操
を心掛け、腹筋、背筋の筋力強化を行うことが、腰痛予防のために効果的です。
腰痛を起こす病気の種類
腰痛の原因は色色ですが、一番多いのが、日常生活での腰の筋肉の使い過ぎです。
そのほか腰痛を引き起こす病気もあるでしょうし、腰に原因があるのではなく、胃や肝臓などの内蔵に病気があるために腰が痛むと言った場合もあります。
■姿勢による腰痛
姿勢が正しく保たれるのは、腰の部分を取り巻いている靭帯と筋肉が、腰椎を支えているからです。
更に腹筋と、拝筋がバランス良く保たれて、正しい姿勢が維持されます。
ところが、お年寄りなどによく見られる様に、背中を丸くして首を前に突き出した姿勢をしていたり、肥満ぎみの中年男性に見られる様に、おなかを突き出した姿勢など悪い姿勢を持続的にしていると、椎間板や椎間関節、そしてその周囲の筋肉や靭帯などに負担が加わって、腰痛の原因となってしまいます。
ぎっくり腰(急性腰痛症)による腰痛
p> 何気なく重い物を中腰で待ち上げたり、ちょっと腰をひねった時に、息もできない程の強い痛みが来ることがあります。医学的には、急性腰痛症とか、突発性腰痛症と言いますが、ギクッとする事から、通称「ぎっくり腰 」と呼ばれます。
原因となるのは、背骨の後ろを走る靭帯が切れるか、切れかかっている。
背骨の後ろにある小さな関節突起間関節が飛び出して、はずれかけたり、関節の間の滑膜がはさまれた時。
重症の方では、椎間板がつぶれたり、椎間板ヘルニアになった時。
筋肉や筋膜が肉離れの状態を起こした時など様々です
生まれつき脊椎の弱い人や、脊椎が老化している人の場合、無理が掛かると簡単にこの様な状態を引き起こしてしまいます。
変形性脊椎症による<腰痛
腰椎の老化現象で、40歳以上の人に多く見られます、
椎間板は20歳頃から老化が始まり、変性して薄くなり充分なクッションの役目を果せなくなり、腰椎は余分な衝撃を受ける様になります。
こうなると、椎体は硬くなり、更に、進行すると、椎体の周囲に骨のトゲができる様になります。
この様な変化は椎体の全周にわたって起きますが、このトゲが後方にできると椎間板ヘルニアと同じ様に、神経を圧迫することになります。
更に脊椎の後ろにある脊椎間関節にも起こります。
この関節は、膝やその他の関節と同じ様に、軟骨でできており、背中を曲げたり伸ばしたりする時は、この関節がすり合わさるので、老化現象が起きると、この骨も弾力を失い、すり減って動きが悪くなります。
その上、椎弓と椎弓の間にあって、これを固定する働きをしている黄靭帯なども、老化現象を起こし弾力性を失ってしまいます。
この様に変形性脊椎症の痛みは、脊椎が老化して柔軟性を失い、外部から加わる力に耐えられないために起こると言えるでしょう。
椎間板ヘルニアによる腰痛 4>
脊柱には、23個の椎間板が有ります。
腰椎に有る椎間板は、その中の4個です。
椎骨と椎骨の間にある弾力性に富んだ軟骨で、水分を多く含んでいる髄核と、これを取り囲む輪状の繊維輪から成り立っています。
ところが、この椎間板には、毎日重い物を持ちあげたり、スポーツをしたり、長時間立ったままの仕事など、かなりの強い力(負担)が、加わっています。
しかも、それにもかかわらず、椎間板には血管が無く、この力に対抗するためのエネルギー(栄養)は、周囲の組織から浸透圧で補給されるだけで、血管がたくさん通っている筋肉の様に、活発な新陳代謝によって、迅速に疲労を回復することができません。
そのために、髄核の中の化学成分に変化を起こし、繊維輪に裂け目ができたり、髄核が飛び出したり、椎間板がつぶれたりする様になるわけです。
これは、椎間板の老化現象で、20代で、もうこの老化は始まっているのです。
椎間板ヘルニアと言うのは、こう言った老化現象の中で、椎間板中央にある髄核が、これを包んでいる繊維輪の裂け目から脱出し、脊髄から出た末梢神経の始まり部分(神経根)を圧迫した状態を言います。
椎間板ヘルニアの起こりやすい場所は、第四腰椎と第五腰椎の間にある、第四椎間板が最も多く、次いで、腰椎と仙骨の間の第五椎間板で、仙骨に対して30度、前方に傾いているため、そこに掛かる負担が大きいためと言われます。
腰の痛みと共に足にも痛みやしびれが来る
椎間板ヘルニア は、髄核の飛び出した場所によって、症状も色々です。
もし、髄核が中央に飛び出して、神経根の束を圧迫した場合は、腰痛が強くなりますが、椎間板ヘルニアは左右どちらかに飛び出す事が多く、その側の神経根が圧迫されるため、腰痛と共に、圧迫された神経根が分布している側の下肢にも痛みが走ります。
特に腰椎は、骨盤に近い第四腰椎と第五腰椎の部分で飛び出す事が多く、この間にある神経根が圧迫される事になります。
この第四腰椎と第五腰椎の間にある神経と、第五腰椎と第五仙椎間にある神経を坐骨神経と言います。
そこでこの神経が圧迫されて出る痛みを、坐骨神経痛 と言い、尻部から大腿部の後側に走る痛みやしびれがあります。
脊椎分離症・すべり症による腰痛
この腰痛は椎弓の一部が先天性、或は過激な運動、特に体を反らせる運動を続けたり、一瞬に激しく反らせたりした場合に、切れてしまった状態を言います。
脊椎すべり症と言うのは、この脊椎分離症のことを言い、切れた上の脊椎がすべって前へ(まれには後ろへ)出た状態を言います。
ほとんどの場合、第五腰椎に起こりますが、時には第四腰椎などにも起こることがあります。
骨粗鬆症による腰痛
高齢の女性に多く見られ、閉経後10年位立つとホルモンのバランスや栄養等の影響で骨がやせて、カルシウムが抜け、骨のキメが軽石の様に荒くなるもので骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とか骨多孔症と言います。
こういう骨はちょっとした事で、骨がつぶれて圧迫骨折を起こしてしまいます。
カルシウムとタンパク質を充分に取って、筋肉や靭帯を強く鍛え、血行を良くする事で痛みを抑え、骨折などを予防することができます。 < b/p
その他の原因で起こる腰痛
今までお話しした病名の他にも、腰痛の原因は色々あります。
例えば、脊椎が結核菌に侵される脊椎カリエス。
色々な化膿性病原菌が、骨髄に入って起こる骨髄炎。
脊椎の癌や腫瘍などができた場合にも腰痛が起こります。
その他、腎臓に石ができる腎盂結石や、尿管に石が詰まる尿管結石になった時にも腰に痛みがあります。
女性の場合、子宮癌や子宮筋腫のある時や、妊娠中などにも腰痛を訴えます。
また、内科的な病気、例えば、胃の病気、肝臓病、大腸癌などの時にも腰痛があります。
なかなか取れない腰痛があったり、強い痛みの腰痛がある時は、必ず医師によりその原因をはっきりさせ、早期に適切な治療を受ける事が大切です。
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